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会社の卒業論文を書きませんか?(提言2)



これは会社の卒業論文普及会からの提案書です。

会社の卒業論文を書きませんか?



 私は『記録』と言うものに長年こだわっています。そして“懲りないでよくやるなあ”と云う風評をよそ目に、3冊目の記録書を発行することにしました。

  邪馬台国の卑弥呼や私が興味を持っている徐福(秦の始皇帝の命で、不老不死の仙薬を求めて蓬莱の国を目指した方士)が歴史上の人物として研究されているの も中国の正史・司馬遷の『史記』に記録があるからです。歴史書は社史なども含めて時の権力者の意向で都合よく書かれている場合が多い中にあって、中国の正 史は時の権力者に恫喝されるようなことがあっても命を懸けて正しい記録を残したと言われています。

 私が営業の合間に記録していたことに更に後日取材した記録を加えてこの小論を書きました。『史記』とは比ぶべきもありませんが、一人のサラリーマンの記録として出来る限り忠実に描くことを心がけました。

 同志を集めてタイムカプセルを作り、このような本を500年後に残したいと言う夢を持っています。私は今80年前に書かれた探検旅行日誌(西比利亜−シベリアから満蒙へ)を読んでいますが80年前でも大変興味深いものです。

 サラリーマンの態様も年々大きな変化をしています。500年後の人が、500年前の庶民(サラリーマン)の生活がどのようなものであったかに興味を持つたときのことを考えて書き残すというロマンに挑戦しようとしています。

 懲りない記録係の記録をご笑覧いただければ幸甚です。

2006年4月吉日 鳥居貞義

追伸

 大学で文科系を専攻したものは僅か二年間の研究で卒業論文を纏めている。会社生活は三十余年だから会社の卒業論文を書けば少しは世間でも評価されるものが出来ると思う。現に同僚であったDさんは米国駐在期間に学んだことを会社卒業後に纏めて発表し京都大学から博士号を取得された。私がこの本に纏めた内容はそんな立派な内容では決してないが、会社の卒業論文を書き残すと言う文化を普及させたいと真面目に考えている。あの程度のものであれば“私の方がもっとマシなものが書ける。”と思って頂ける方が有り難い。




この文章は編集途中のものです。
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